不安や怒りは「分からない」から生まれる|ネガティブな感情との向き合い方

はじめに

日常生活を送っていると、不安を感じる出来事や、
何かに対して怒りを覚える出来事に遭遇することがあります。

「感情的になることはよくない」という考え方があります。
確かに、感情のまま周囲に迷惑をかけたり、
他人を傷つけるようなことは、あまりいいとは言えないでしょう。

ですが、感情そのものを否定したり抑え込む必要はないと感じます。

こうした「不安」や「怒り」と上手く付き合うことができれば、
ストレスが和らいだり、周囲との関わり方が楽になったりすることもあります。

今回は、ネガティブな感情との付き合い方を
私の普段の思考を交えて見ていきたいと思います。

不安や怒りは「分からない」から生まれる

「不安」や「怒り」といった感情は、
「分からない」から生まれるものだと感じています。

何が起きているのか分からない。
相手が何を考えているのか分からない。
この先どうなるのか分からない。

こうした「分からない」があると、
人は強い不安や怒りを感じやすくなります。

よく分からないままだと、不安は大きくなり、
怒りは必要以上に膨らんでしまいます。

見えないものは怖く、
理解できないものには、苛立ちを感じやすいからです。

不安や怒りを感じたときに、私がしていること

生きている限り、「不安」や「怒り」がゼロになることはありません。

ただ、そうした感情を引きずりにくくしたり、
必要以上に大きくしないようにすることはできます。

ここからは、「不安」や「怒り」を感じたときに、
私がどのように考えているかを、順を追って説明します。

感情を否定しない

まず、「不安に思っている」「怒りを感じている」
という状態を、そのまま認めます。

こうした感情を持つことに、罪悪感を抱く必要はありません。

何を思い、何を感じるかは、人それぞれの自由です。

怒りに任せて他人を攻撃するような行動に出なければ、
頭の中で何を考えていてもいいと私は思っています。

まずは「そう感じている自分」をそのまま受け入れてみます。

言葉にする

次に、「なぜ自分がそう感じたのか」を言葉にします。

たとえば、

・好きなものを否定されて悲しかった、腹が立った
・無意識にこうしてほしいと思っていたから、裏切られたと感じた
・この行動を取るとどうなるか分からないから、不安になっている

このように、
「何があったか」と「どう感じたか」をセットで整理していきます。

「〇〇だから、〇〇だと感じている」と、
自分で納得できる形で説明できる状態にすることが目的です。

感情を言葉にして見える状態にすると、
「分からない」部分が少しずつ減っていきます。

区切りをつける

「感情が説明できる」状態になると、
この時点で気持ちはかなり落ち着いてきます。

冷静になると、見落としていた事実に気づいたり、
「実はこうだったのかもしれない」という
新たな視点が現れてくることもあります。

ここからは、「これからどうするか」という
未来へ向けた考え方に切り替えます。

・まず何をするかを決める
・反省すべき点があれば、見直す
・自分の意見を改めて固める

そして、「これについてはここまで」と区切りをつけます。

こうすることで、感情を引きずることなく、
自然に次の行動へ進むことができます。

強く残る感情には、意味がある

もちろん、人間ですから、
すべてをきれいさっぱり忘れられるわけではありません。

どうしても許せない言葉や、
ずっと引っかかっている出来事もあります。

こうした強い感情は、
自分が大切にしている価値観と深く結びついている
ことが多いと感じます。

繰り返しになりますが、頭の中で何を思うのも自由です。

忘れられない感情はそのままにしておいてもいい。
ただ、「区切りをつける」ことができれば、それで十分です。

感情は、自分を理解するための入り口

ネガティブな感情は、決して悪いものではありません。

こうした感情が生まれたときは、
自分に対する理解を深めるチャンスでもあります。

感情に振り回されるのではなく、
感情を手がかりにして前に進む

そのために、まずは自分の気持ちを言葉にして、
少し距離を置いて眺めてみる。

そこには、自分でも気づかなかった発見が、
きっと隠れているはずです。

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