どうしても時間を守れなかった私
私は学生の頃から、5~10分以内のちょっとした遅刻や
時間ギリギリの行動をしてしまうことに悩んでいました。
そして、こうした行動の原因は「自分の性格」にあると思っていました。
時間にルーズで、意志も弱くて、きちんと行動できない人間。
それが私なのだと、ずっと考えてきました。
こんな自分が本当に嫌で、何度も改善しようとしましたが、なかなか変わりませんでした。
「もっと早く起きよう」
「余裕を持って行動しよう」
そんなふうに何度も自分に言い聞かせましたが、
気をつけているつもりでも、気づくとまた同じことを繰り返してしまいます。
慌てて家を出る朝や、ギリギリの時間に焦っている自分を見るたびに、
「私はどうしてこんなに時間にルーズなんだろう」
と自己嫌悪を感じていました。
社会人になると、時間を守れないことは信用にも関わります。
また、プライベートで友人との待ち合わせに遅刻してしまうことも、
自分が相手の時間を大切にできていないように感じて落ち込んでしまいます。
私はもともと、「時間は命の一部」だと考えているところがありました。
だからこそ、その価値観と実際の自分の行動が噛み合っていないことが、
余計につらかったのだと思います。
早く起きることはできるのに、
気がついたら家を出ないといけない時間になっている。
思いつく方法をいろいろ試してはみたものの、
根本的に状況が変わることはありませんでした。
そのため私は、
「やっぱり自分は時間にルーズな人間なんだ」
と半ば諦めるような気持ちになっていました。
ChatGPTで朝の行動を分析してみた
そんなとき、私はChatGPTにこの悩みを相談してみました。
そこで提案されたのが、朝の行動を細かく分解して分析するという方法でした。
起きてから家を出るまでの行動を書き出し、
それぞれどれくらい時間がかかっているのかを確認していきます。
さらに、
・どこで手が止まりやすいか
・どこで時間が伸びやすいか
といった点についても整理していきました。
自分一人で考えていると、どうしても「なんとなくの感覚」で判断してしまいます。
ですが、外からの視点で質問をもらいながら整理していくと、
自分では気づいていなかった行動の癖が少しずつ見えてきました。
朝の行動を分解してみた
まず、起きてから家を出るまでの行動をすべてリストアップしてみました。
・起床
・トイレ
・歯磨き
・タブレットで動画コンテンツを再生(家を出る直前まで)
・朝食
・メイク
・弁当(おにぎりとスープ)の準備
・着替え
・歯磨き(2回目)
・トイレ(2回目)
・持ち物の確認、準備
・家を出る
このように、朝の行動を時系列順に一つずつ分解していきました。
それまでの私は、朝の支度をなんとなくの感覚で進めていました。
「まだ大丈夫」
「これくらいなら間に合う」
そんな感覚で行動していたのですが、行動と時間を並べてみると、
自分の感覚と実際にかかっている時間には大きなズレがあることが分かりました。
そこでまず、前日の夜にできることは前日に回すことにしました。
・着る服を決めておく
・おにぎりを作っておく
・持ち物の確認や準備をしておく
朝の行動をできるだけ少なくすることは、時間短縮にかなり有効でした。
原因は支度の遅さではなく「動画」だった
朝の行動を分解してみて、もうひとつ大きな発見がありました。
それは、動画を流しながら支度をしていたことが、
所要時間全体を増やす根本的な原因だったということです。
私は朝起きると、まずタブレットで動画コンテンツを再生し、
家を出るまで動画を見ながら支度をしていました。
それまで、この習慣に特に問題があるとは思っていませんでした。
「ながら作業をしているだけ」で、準備にはあまり影響していないと思っていたのです。
ですが、朝の行動と時間を整理してみると、
この習慣がすべての行動に遅れを発生させていることが分かりました。
動画を見ながら支度をしていると、
・手が止まる
・作業のテンポが落ちる
・気づかないうちに時間が過ぎている
といったことが頻繁に起きていました。
つまり私は、
支度に時間がかかっていたわけではなく、
動画を見ながら支度をしていたことで、
すべての行動が遅くなっていたのです。
動画のルールを変えてみた
このことに気づいたとき、ChatGPTからひとつの提案がありました。
「動画を完全にやめる必要はないけれど、
行動の内容によって使い分けてみてはどうでしょうか?」
そこで私は、朝の行動に合わせて動画の扱い方を変えてみることにしました。
具体的には、
朝食の時間
→ 動画を見てもOK
メイクから家を出られる状態になるまで
→ 無音か音声(音楽やラジオ)だけ
というルールにしました。
つまり、手を動かすことに集中する必要がある時間は動画を見ない、
という形にしたのです。
さらに、作業ごとにタイマーを設定し
時間を意識しながら支度を進めることにしました。
朝の準備時間は120分から70分に
動画の扱い方や支度の方法を変えてから、
朝の準備にかかる時間も大きく変わりました。
それまで私は、起きてから家を出るまでにだいたい120分くらい必要だと思っていました。
ですが、動画を止めて準備に集中するようにしてみると、
朝の支度はおよそ70分ほどで終わるようになりました。
つまり、約50分もの時間が短縮されたことになります。
それまで私は
「自分は朝の準備が遅い人間」
だと考えていました。
ですが実際には、動画を見ながら準備をしていたことで、
無意識のうちに時間が引き延ばされていただけだったのです。
思えば学生の頃も、朝の支度をしている間は常にテレビを付けていました。
準備に集中できない状況がそもそもの原因だった。
この事実がわかったことで、過去の私を否定する気持ちも薄らいだのです。
性格の問題ではなかった
この経験を通して、私はひとつのことに気づきました。
それまで私は、
「自分の意志が弱いから」
「自分の性格に問題があるから」
遅刻やギリギリ行動が改善できないのだと思っていました。
ですが実際には、私の行動の仕組みがうまく機能していなかっただけでした。
もし原因を「性格」だと思い込んだままだったら、
私はきっとこれからも自分を責め続けたでしょう。
でも実際には、ほんの少し行動の構造を見直しただけで、
長年悩んでいた問題が驚くほどあっけなく改善しました。
何より嬉しかったのは、
自分が大切にしたい価値観と実際の行動のズレがなくなったことです。
なりたい自分に一歩近づいたことで、私は自分を少しだけ好きになれました。
方法が合っていないだけかもしれない
この経験を通して私は、
「自分には無理かもしれない」と思っていたことの中にも、
実は方法が合っていないだけのものがあるのかもしれない。
そう思えるようになりました。
もしあなたが今、
大切にしたい価値観と実際の自分の行動の不一致に苦しみ、
少しずつ自分のことが嫌いになっているのであれば、
まずは今やっている方法が自分に合っているかを考えてみてください。
少なくとも私は、そうやってひとつの問題を乗り越えることができました。
必要なのは、自己否定でも今以上の努力でもなく、
自分に合う方法と出会うことなのかもしれません。
原因が分かると、
次にやるべきことも見えてきます。
具体的な方法については、こちらでまとめています。
